BRM929嘉麻300k(牧ノ戸)

初めてのブルベで、いろんな経験をしました。かなりの長文ですが、ご容赦ください。

1 準備編
 9月29日、今年の目標の一つであったブルベに挑戦しました。
 嘉麻を出発して阿蘇外輪山まで行って戻ってくる300kmです。本来は7月28日に開催予定だったのが九州北部豪雨の影響で延期されたものです。

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 ブルベ初出走にあたり、まず、いつもロングツーリングに行くときに使っている「持っていくものリスト」を、経験者や雑誌、ネットなどの情報を元に、ブルベ用に改訂。足りないものを買い揃えました。
 延期の影響で、真夏の暑さ対策から、寒さ対策へ一部変更しました。

 今回準備した装備は、フロントライト2灯+ヘッドライト1灯、携帯工具類、予備チューブ、電池、ウィンドブレーカー、防寒用にGOLDWINのサミットブレストウォーマー(前掛け)、アームウォーマー、ガーミン用にモバイルブースター。
 補給食は、湯布院から日田まではコンビニがなく、調達ができないことも想定して、シリアルバー、エナジージェル、塩飴、キャラメルとメイタンCCCゴールド!を用意しました。
 これらをフロントバック、トップチューブバック、サドルバックに収納しました。
 また、キューシートとルートラボで細かい区間ごとの走行速度を予想し、PC、ゴールへの到着予定時間を設定しました。

2 本番編
 このところずっと天気がよかったのに、前々日になって雨予想。全く想定していなく、どうしようかと思っていたら、先輩ライダーに雨具をお借りできることになりました。
 機材、ウェア等の準備は前日の昼までに終え、雨を気にしつつ、早めに就寝しました。

 受付開始が6時から、ブリーフィングが6時30分からなので、4時に起きて45分に出発するつもりでした。
 ところが、目覚ましをセットし忘れ、いつも起きる5時前に自然に目を覚ましました。慌てて身支度を整え、出発地点の嘉麻市稲築スポーツプラザに向かいました。
 何とかブリーフィングの時間に間に合い、受付を済ませ、バタバタと出走の準備をします。

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◆スタート~PC1
 7時ちょっと前。いよいよ出発です。赤村までは平坦基調。はじめてでペースがよく分からないので、周りの動きにあわせてついていきます。
 油木ダムを過ぎて、英彦山ヒルクライムのコースと合流するところで、メイタンCCCゴールドを注入!
 ここでも、どれくらいのペースで上っていいのか分からなかったので、常に誰かが前にいるように、ゆっくり上りました。

 ヒルクライムコースのゴールを過ぎ、野峠からはしばらく下りですが、前日の雨で、路面がウェットだったので、安全を保てるスピードで進みます。
 山国に近づく頃に、ポツポツと落ちてきました。とりあえず、ウィンドブレーカーを羽織りました。
 程なく、PC1「ローソン山国町店」に到着。水も残ってるし、お腹もすいていないので、アイスまんじゅうだけにしました。

◆PC1~PC2
 次は耶馬溪ダムを経由して安心院に向かいます。しばらくは緩い上りだったのですが、途中でものすごい激坂に遭遇しました。ダンシングで蛇行しながら何とか進むのですが、かなり脚を使ってしまいました。

 一段落した頃にそれぞれのペースで進んでいると、丁字路に行き当たりました。方角的にはこっちだろうと左手に進んでいると、道路の案内標識には「玖珠方面」とあります。南に向かっているということが分かり、先ほどの丁字路の反対側に進みました。しばらくすると案内標識があり、「深耶馬溪」とあります。あわててiPhoneの地図を見てみると、“圏外”。完全に位置を見失いました。

 しばらく考え、どこかで曲がり損ねたはずなので、とりあえず元の道に戻ろうと引き返しました。先ほどの激坂を上った分、下っていたので、もう上る気力がありませんでしたが、それでも前に進むしかないので、ペダルを回し続けました。
 しばらくすると集落にたどり着いたのですが、やはりここでも携帯は圏外。せっかくのGPS機能もデータ通信で地図が表示できないと意味がありません。
 もう、判断力もなくなり、途方に暮れ、結局、住人に道を聞くことにしました。そんなことすら気がつかないくらい混乱していました...

 呼び鈴を鳴らして出てきた老夫婦に院内までの道を尋ね、いまいちイメージができないような説明だったけど何度も聞きなおして確認し、お礼を言って出発しました。

 言われたとおり、丁字路を左に曲がると、軽自動車がやっと通れる位の急勾配の林道(しかも濡れて砂が浮いている)をタイヤが滑るのを抑えつつ下り、また丁字路で左、次は右と、かなり不安のなか進みました。やがて少しきれいな道に出てしばらく走っていると、十字路にブルベライダーが止まっていました。思わず、「ここ、コースですか?」と聞いてしまいました。おじさんのいうとおりの道で何とかコースに復帰できたのです。奇跡という言葉が頭に浮かびました。

 そこからは、ガーミンのコース表示どおりに走り、何とかPC2「ローソン安心院店」に到着できました。すでに13時20分。バタバタと食事をし、コンビニにいたほかの参加者について出発することにしました。
 この先、コース上にはコンビニがないので、おにぎりを2個買ってバックに入れ込みました。

[ミスコースした付近のコース図]
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青い線が本来のコースです。かなり迷走しています...

◆PC2~PC3
 ずっと上りが続く区間。実は、英彦山、長者原、牧ノ戸峠、最後の嘉麻峠は意識していたのですが、安心院から日出生台までのことはすっかり抜け落ちていました。心構えができていなかったので、精神的にきつかったです。ただ、この頃から、上りはインナー×ローで脚を使わずに上ることを覚え、時間さえかければ上り続けられることを知りました。スピードはかなり落ちましたが...
 ずっと上っていて、ちょっと楽になったと思ったらサイコンの表示が斜度7%だったりして、だんだん感覚が麻痺してきました。

 途中の上り下りの繰り返しのあと、17:15、何とかPC3「長者原ビジターセンター」にたどり着きました。
 有人チェックだったので、AJ福岡の方が迎えてくれ、温かい味噌汁、おにぎりまで用意してくれていました。
 もう、あたりが暗くなったので、しっかり休憩を取りつつ、夜間走行&防寒の装備に変えました。荷物を整理し、本日2回目のメイタンCCCゴールド注入!18:00頃出発しました。

◆PC3~PC4
 完全に夜間走行になったので、バイクの正面と自分の視線の先以外は暗闇です。どれくらいの勾配でどんな道なのかもよく分からず、ただ、6km上れば牧ノ戸峠ということだけは分かっていたので、走行距離だけを頼りにして、とにかく淡々と上り続けました。
 それまでの坂があまりにもきつかったからなのか、休憩で回復したのか分からないけど、気が付けば上りが終わっていました。
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 ここからしばらく、下り区間です。カーブに気をつけないといけないけど、楽ができるのでどんどん進もうと思った矢先、目の前が真っ白になりました。霧です。深い霧に強力なライトの光線が反射して、前方の見通しが利きません。とにかく、道路の白線などを頼りに、慎重なブレーキ操作で下ります。それでも、それなりにスピードが上がるので、もう恐ろしくてたまりませんでした。カーブ区間で対向車も後続車もほとんどなかったのが幸いでした。
 信号機があるからここは三愛レストハウスのところかなとか思うけど、横を見る余裕はありません。

 もうすでに、上っているのか、下っているのかどこを走っているのか分からなくなってしまいました。とにかく、大観望へ向かって右折することだけを考えて進みました。それでも、ちょっと通り過ぎてしまい、ガーミンのコースガイドのアラームで戻ることができました。何とか通過チェックの北山展望台を通り、日田に向かって下ります。

 この道もまた霧が深く、急カーブや時折の上りをこなしながら進みます。下ハンを握りっぱなしなので、手と肩が痛くなってきました。でも、この姿勢をキープしないと、バイクをうまくコントロールできなくなるので辛抱。
 ようやく、PC4ミニストップ日田に到着しました。ここでは、カフェインが欲しかったので、眠眠打破を購入。気合を入れます。

◆PC4~ゴール
 日田市街地では交差点ごとに信号にかかり、クリートを外すのがおっくうでしょうがありませんでした。東峰村からの上りも残りあとわずかとがんばり、気がつけば小石原。もう山はありません。

 暗闇の中を下り、嘉麻に入ったとたん、最後の最後で雨に降られました。
もうかまわず、下ハンを握って平地を頑張り、無事ゴール。12:27でした。長時間の走行で疲れましたが、楽しめました。
 ずっとやりたかった、牧ノ戸峠を上るのと阿蘇まで自走していくというのを一度にできたので、最高にうれしかったです。それにしては、遠回りしすぎですが...
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走行距離:312km
獲得標高:4,466m
タイム :17時間27分

3 反省編
 今回のミスコースの原因は、
・上りが多いコースなので、ガーミンを勾配表示にしていて、コースを外れているというガイドの警告を見落としていたこと。
・たぶん一本道だろうとよく地図をチェックしていなかったこと。
・道を間違えたかもと思っても、激坂を上った後だったので、戻りたくなかったこと。
に集約されます。
 ルートラボでは読みきれない勾配、わき道の存在があること、道に迷う場所は携帯の圏外であることに改めて気付かされました。

 装備面も改善の余地ありです。
 雨具の準備。今回は先輩に助けてもらいましたが、次回はしっかり備えたいです。
 暗闇の恐怖に負け、予備の単3乾電池を16本、パンクが続いてもいいように、予備チューブを4本、サドルバックに入れていきました。これだけでバックが一杯になる量です。300kmという距離を考えると、もっと少なくてもよかったはずです。重量増と収納スペースを無駄にしてしまいました。

4 さいごに
 砂を跳ね上げ、ブレーキシューが削れ、雨でオイルが流れて、バイクがドロドロになってしまいました。シューズもすごかったです。
 できるだけバラして、きれいに洗ってあげました。相棒、お疲れ。
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 これでやっと一歩を踏み出しました。来年は、いろんな距離のブルベに挑戦したいと思います!
 ダラダラと書き綴った駄文におつきあいいただき、ありがとうございました。
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回転系リニューアル

先日購入していたクランクを、今度のゆっこちゅんランに備えて?交換しました。

もともとついていたクランクはMOst(FSAのOEM)だったのでBBも取り換え、フロントディレイラーもクランクとの互換性からFD-6600 → FD-6700となりました。

作業メニューは、
・チェーン、クランク、BB、フロントディレイラーの取り外し。
・フレーム及びパーツの洗浄。
・新しいBB、クランク、フロントディレイラー、チェーンの取り付け。

油まみれになったので、作業途中の写真はありません。(>_<)
特に難しい作業はないのですが、標準クランクになったので、フロントディレイラーの位置を調整する必要があり、また、直付けではなくバンドクランプタイプなので、締め付けトルクに気を遣いました。メーカー指定トルクを参考に、弱いのから徐々に上げていき、必要最低限にとどめました。

さて、作業完了。
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この間、何回手を洗ったことか...
チェーンリングが大きくなっていい感じです。

ついでに、練習用に購入したFulcrum Racing3に履き換えました。
しかし、ワイドフランジのせいか、ケイデンスセンサーとスポークに付けたマグネットが接触してしまいます。
そこで、いろんな方のブログを参考に、小さいネオジム磁石をスポークに直接付けて融着テープで固定することにしました。
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スポークがエアロ形状のブラックなので、うまくまとまりました。

早速走ってみましたが、前より回転が良くなった気がします。
でも、一度にあれこれ換えたので、何がどれだけ寄与しているのかがわかりません。(^^ゞ
また、平地の巡航で今までと同じ間隔で回していても、まだトップ側にギアが何枚も残っているので、鍛えなければという気になります。裏返せば、上りで軽いギアが足りないような...

ともあれ、良くなったことは確かなのでOKです。

男前クランク

最近、クランクをコンパクトから標準クランクに換えたという声をちらほら聞くのですが、偶然にも僕も標準クランクを入手してたりして。
FP5についているMOstのクランク&FSAのBBあたりから異音がするので、そろそろ交換したいな。どうせ換えるなら、あまり山に上らないだろうから、標準クランクでもいいかなと考えていました。
そして先日、CRCのセールでシマノのFC-6700Gが安くなっていたので、反射的にポチッとしてしまいました。

程なく到着。
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結構黒光かってます。

さて交換、と行きたいところですが、よく考えたら、来月に延期になったブルベBRM929嘉麻300kがあるではありませんか。
標準クランクで、牧ノ戸越えを含む300kmを走りきれるのか?
う〜ん。交換のタイミングが難しいです...

一人ブルベ200

7月28日はBRM728嘉麻300kの予定だったのですが、豪雨で道路状況が悪いため延期となりました。週末どうしようかと思っていたところ、ちょうど代休がとれたので、ブルベくらいの距離を走ることにしました。よくよく考えてみれば、今まで160km以上の距離を走ったことがなかったのです。

コースは、門司港を出発して、美祢を通り、秋吉台を上り萩へ。それから西回りで美祢に戻り、豊北、菊川経由で下関に戻ります。

朝7時スタート。早速、関門トンネルを押して進みます。
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お約束の県境。
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既に通勤の車が大分多くなっていますが、小月から山手に入ると信号もなく、スイスイと進めます。
勝手に決めたPC1、美祢のローソンでアイスバーを食べました。クーラーが効いた店内は天国に思えます。

そして秋吉台。8〜9%くらいの坂をゆっくり上ります。
天気もよく、カルストがとてもきれいです。
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ここから先は初めて走る所です。Google Mapでの予習と、ガーミンEdge500で設定したコースが頼りです。
だんだん気温が上がってきました。途中のトンネルで涼みながら、前に進みます。
道の駅「萩往還」に到着。夏みかんソフトクリームを食べながらしばし休憩。
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そこからしばらく気持ちよく下り、萩の市街地に着きました。折角なので松陰神社に立ち寄りました。
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かなり暑くなってきたので、道の駅「萩しーまーと」で昼食をとることにしました。漁港に隣接していて、海産物が豊富です。
釜揚げしらす定食(1,000円也)をいただきました。
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しらすと大根おろしとご飯が絶妙で、おいしかったです。
そして何より、座敷で靴を脱いで足が伸ばせたことと、冷たいお冷がうれしかった!

しばらくゆっくりしても外は灼熱。
せっかくなので、萩城跡や武家屋敷の街並みをポタリングすることにしました。
でも、暑いので、足を止めることはしませんでした...
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萩から長門方面に西に進みます。
Edge500の温度計を見ると“46度”の表示が!ちょっと危険な領域です。
次の経由地、道の駅「萩さんさん三見」はホームページを見ると日本海が見渡せるようなので、海岸沿いを想像していたのですが、自動車専用高規格道路“山陰道”のサービスエリア的施設となっていて、切り立った丘の上にありました。たどり着くためにはひたすら坂を登らなくてはなりません。
そして着いた先は簡単な食事ができる売店といった感じ。涼む所もなく、失意のなか、日陰でコーラで喉の渇きを潤すのでした...
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気を取り直して、さらに西に進みます。これが県道?というアップダウンが多くて狭い道を進みますが、だんだん足が回らなくなりました。体が異様に熱いです。
何とか、三隅というところのローソンにたどり着き、カキ氷や凍ったペットボトル飲料を背中に入れて、火照った体を冷やします。
何とか一息ついた後、南下して、再び美祢市に戻ります。
湯免ダムを過ぎれば下り基調なので、惰性と軽いペダリングで進めました。

途中、いつも近くを通りながらスルーしていましたが、別府弁天池に湧き水を汲みに立ち寄りました。
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水底から湧き出てくる水はものすごく透明度が高く、池は不思議な青色でした。
水も冷たくておいしかったです。

そこからしばらく走り、道の駅「おふく」の隣の、「秋吉ファームガーデン」で、ブルーベリーのジェラートを食べました。
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美祢からはいつもは通らない豊北〜菊川経由で下関へ向かいます。
いまいちペースが上がりませんが、淡々と進みました。
道の駅「蛍街道西ノ市」、「きくがわ」をスルーした頃には、気温もだいぶん下がってきて、だんだん足も回るようになってきました。
こうして振り返ると、今回は道の駅を巡る旅みたいでしたね。

19時30分頃、家族と待ち合わせしていた下関に無事到着。
走行距離:201km、走行時間:8時間11分 、所要時間:12時間28分の一人旅で、暑さにはやられましたが、メカトラもケガもなく、また収穫もありました。
ブルベ300kmの日程はいつになるでしょう。気候も重要なポイントですね。

今回学んだこと
・ペースを上げすぎない。
・水分補給と休憩はこまめにとる。
・夏の日中はなるべく走らない。
・イートインできるコンビニやファミレスをなるべく確保する(山間部にはないけど)。
・長袖インナー+ロングタイツは効果的。

ブルベ用ライト追加

月末に初挑戦するブルベ300kmに備えて機材などの準備を進めていますが、また一つ、アイテムを増やしてしまいました。

GENTOSのヘッドライト、DELTA PEAK DPX-233Hです。
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先日、CATEYEのフロントライトHL-EL540とHL-EL520の2灯で真っ暗な道を走行してみて、正面の明るさは十分と感じたのですが、周辺やカーブには若干の不安を感じました。
そこで、自分の目線を照らすことができるヘッドライトを追加してみたのです。

このヘッドライトは、160ルーメンの明るさがあり、同じGENTOSのSuperFireX3 SF-152X3とほぼ同等の能力があります。
点灯時間もHiモードで約18時間ということなので、今回のブルベには十分です。

ヘルメットにつけてみました。
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後部の電池ボックス部分に認識灯もついています。
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これで、ステアリグ周りの装備を増やさず、明るさを確保できました。

ブルベに向け、装備は充実。
あとは自分自身の準備ですね。
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